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真田幸村の好物は兄弟の思いを繋ぐふるさとの味だった!

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戦国武将も人間ですから、きっと好きな食べ物の一つや二つはあったでしょう。

調べてみると結構それが判明していて、意外だなと思ったり、何だろうと思う食べ物だったりします。

その中から、今回は真田幸村の好物を紹介していきたいと思います。

お酒は断然焼酎派!

当時の文献資料から分かるのは真田幸村がたいそう焼酎好きだったのではないかと言う事です。

これは真田幸村から部下に宛てた手紙からの推測で、幸村は度々焼酎を送ってくれと無心しています。

ここから幸村の好物が焼酎だったのだと考えられます。

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こねつけ餅と兄弟の別れ

では、食べ物は何が好きだったのでしょう?

真田幸村の好物として言い伝えられる食べ物にこねつけ餅という物があります。

飯米を水で洗い小麦粉を足して焼いた長野の郷土料理で、ご飯を「こね」て小麦粉を「つける」からこねつけ餅というそうです。

分かりやすい名前ですね。

実はこのこねつけ餅には真田幸村に纏わる切ないエピソードがあります。

大阪夏の陣の前、徳川方についた兄真田信之の元をひっそりと訪れた真田幸村。信之は弟が今生の別れを告げにきたのだと悟って、別れの杯を交わします。

深夜であった為、米を炊くわけにはいかなかったので、残っていた冷や飯を丸めて味噌で味付けした餅を幸村に土産として持たせた、それがこねつけ餅だったと言われています。

敵味方に分かれているとはいえ、兄弟は兄弟。幸村の信之を心から慕う気持ち、信之の幸村への思いやりが痛いほど伝わってくるお話です。

あり合わせの物で作っただけなのかもしれませんが、子供の頃に食べた故郷の味を死を覚悟した弟に持たせてやったのかもしれないと考えると切ない気持ちでいっぱいになります。幸村はこのこねつけ餅をどんな気持ちで食べたのでしょうか。

こねつけ餅を食べるには

真田兄弟の思いを伝えるこねつけ餅、実際に食べてみたいと思いませんか?調べてみるとこねつけ餅を取り扱っている長野の郷土料理屋さんも出てきますし、ネット販売に対応しているお菓子屋さんもあるようです。

それだけではなく、こねつき餅は実は自作も出来てしまうのです。

油や味噌の種類が違ったり、ネギを使ったりと人によってレシピは違いますが、基本は残った冷ご飯に小麦粉を加えてお餅のようにこね、味噌をベースにした調味料を塗って焼くだけ、と非常にシンプルです。

フライパンさえあれば簡単に出来るようです。

実際に作って食べてみると信之と幸村の別れの情景が瞼の裏に思い浮かぶような気持ちになるかもしれませんね。

まとめ

真田幸村の好物と言われているこねつけ餅。

素朴な味のこねつけ餅を食べながら真田信之、幸村兄弟に思いを馳せてみるのも面白いかもしれませんね。

Mana

投稿者プロフィール

歴史が好き!!の勢いで突っ走る歴史オタクのライターです。
その時代に生きた人々の文化や偉人達の人間味あふれるエピソードに興味津々。鎌倉や京都、全国の史跡を訪ねつつ温泉や美味しい物を楽しむのが何よりの幸せです。
歴史のオモシロ話を読みやすい文章でお届けできるように頑張ります。

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