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西郷隆盛の写真は本物ではない!! そのモデルとは誰!?

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維新の三傑の一人、西郷隆盛は、西郷さんの愛称と一緒に知らない人はいない程に有名な人物です。しかし、その西郷隆盛には本人と特定された写真が一枚も無いという事実を知っていますか?

西郷の肖像画は、エドワルド・キヨッソーネが描いたものですが、彼は実物の西郷と会った事がありません。では、キヨッソーネがモデルにした人物とは一体誰なのでしょうか?

写真を嫌った西郷の本意とは?

西郷に写真が存在しないのは、当人が明確に写真を拒否したからです。明治4年にヨーロッパ視察に行った木戸孝允や大久保利通が、海外で写真を撮影して日本へ送ってきても西郷はしかめ顔をして、「実に見苦しいこってごわす」と言ったそうです。

当時の日本では肖像画は、故人を偲んで没後に描くものでした。その常識に照らすとやたらに写真を撮るのを西郷が嫌がったのにも正統性があるのです。

西郷隆盛の肖像画は誰がモデル?

では、世間に知られる、丸坊主に軍服姿の西郷の肖像画は一体、誰をモデルに描かれたものなのでしょうか?

画家であり、御雇い外国人だったエドワルド・キヨッソーネは紙幣の肖像画等を描いた人物です。

明治政府は、写真が無い西郷をビジュアル化する為にこのキヨッソーネに肖像画を依頼したのでした。

そこで、キヨッソーネは西郷の弟である西郷従道と西郷の従兄弟である大山巌をモデルにし、西郷の上半分を従道、そして下半分を巌で肖像画を描いたのです。

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本当に西郷には写真が存在しなかったのか?

写真嫌いで通っていた西郷。しかし、それなら何故、現在に至ってもこれが西郷隆盛という写真が登場するのでしょう。それは、西郷と親交があった坂本龍馬が妻である、お龍に写真を勧めた時嫌がるお龍に「あの西郷さんでも撮影したのだから」と説得したからです。

この逸話から、西郷は、どこかの時点で写真を撮った筈だという憶測が生まれ、今も西郷の写真と言われるモノが出てくるのです。ただ、この話は、この頃から写真嫌いで有名だった西郷を引き合いに出す事で西郷さんが撮ったならと安心させる為の方便のニオイが相当に強いですが・・・

時代により体型が違う西郷隆盛

西郷というと、太った人物を連想しますから、痩せ形の人物の写真が西郷として紹介されると違和感を持ちますよね?

ですが、西郷が肥満したのは、明治に入り、事務仕事が増えた為で、維新前後は、肥満体ではありません。また、維新後も、明治6年前後から肥満を医師に指摘されてダイエットに励んで、痩せたという事実があります。

ですから、西郷に会った事がある人も、時期により、西郷は痩せていた、太っていたとバラバラな証言を残しているのです。もしかしたら、西郷の写真は存在していて、痩せているのでこれは西郷じゃないと見落としているだけかも知れません。

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