西郷隆盛の連れている犬の名前や種類とは!?
西郷さんと言えば、上野恩賜公園の犬を連れた銅像が有名です。
顔は似ていないとされる上野の西郷象ですが、西郷が犬好きであったというのは、歴史的に事実だったようです。
では、上野の西郷さんが連れている犬の名前は?種類は?
気になりますよねというわけでここで発表しちゃいましょう。
管理職になって、肥満体になった西郷さん
西郷さんは、あの体格にも関わらず、酒は一滴も飲めませんでした。
その代りに甘いものや脂っこい食事が大好物で、薩摩芋や、饅頭のような甘味は一人で幾つも平らげています。
さらに、オカズでは豚のスペアリブを煮漬けたようなコッテリした食事が大好物でした。
それでも、西郷さんが倒幕の先頭に立っていた頃は、激しく運動していたので、そんなに肥満してはいなかったのです。
しかし、明治維新が達成され、雑務は部下がするようになると、西郷さんはデスクワークが主になり身体を動かさなくなります。
明治維新の時、西郷さんは42歳で、そろそろ代謝が落ちる時期、それでも、食べる量は相変わらずだったので、明治も5年を迎える頃には、西郷さんは肥満し、歩くだけで息切れし馬に乗る事も出来なくなってしまいます。
とうとうドクターストップが掛かった西郷さん
そんな西郷さんは、ドイツ人医師ホフマンの診断により肥満体と診断され、「このままでは長生きできない」と釘を刺されます。
ホフマンは、西郷に炭水化物を減らすようにアドバイスし、それに加えて、運動をするように促したのです。
流石に、西郷は維新まで達成した人物ですから、根性が違います。
ホフマンのアドバイスを受け入れて食事改善をすると同時に狩猟を趣味にして山歩きを始めたのです。
薩摩犬だった、西郷の愛犬、ツン
西郷が好んだのは兎狩りでした、当時の東京には自然が豊富にあり、愛犬を連れて、ウォーキングを兼ねて山歩きするには都合が良かったのです。
上野の西郷像の側にある小さな犬は、薩摩犬という野性の血を強く受け継いでいる猟犬で、名前を「ツン」と言いました。
※ただ、銅像の犬はツンがモデルではなく、薩摩犬でも性別は雄だそうです。
小柄な雌犬ですが、猟犬だけあって気性は荒かったようです。
西郷は大の犬好きでツンに限らず多くの猟犬を飼育していました。
そして、征韓論論争で敗れて鹿児島に帰ってからも趣味の兎狩りを続けていたのだそうです。
最初は、ダイエットで始めた兎狩りが、西郷の人生の一部になっていた。
そんな感じがうかがいしれるエピソードです。
明治10年の西南戦争の折りにも西郷は、愛犬を連れていたようです。しかし、追い詰められた城山の戦いで最後を悟った西郷は、愛犬の首輪を外して逃がしてやっています。
大好きな飼い主と離れる時、西郷の愛犬達はどのような思いだったのでしょうか?
薩摩犬は気性が激しく獰猛な為、人の生活圏から姿を消していましたが、昭和の終わりに純潔に近い薩摩犬が発見されています。