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坂本龍馬とお龍の新婚旅行は鹿児島! その期間は?

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とある調査によると、結婚した新婚夫婦のうち新婚旅行に行ったと答えた人は8割を占め、行っていないとする2割を大きく上回る結果がでたそうです。

行き先としては、沖縄や北海道、石垣島などが国内では人気のようで、ハワイ、イタリア、グアムなど海外に行く人も多いようです。

そんな新婚旅行に日本人として初めて行ったのは、幕末の志士・坂本龍馬とその妻・お龍と言われています。

彼らの新婚旅行はどのようなものだったのでしょうか。忙しく日本を飛び回っていた龍馬がいつ旅行に行っていたのでしょうか。

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旅に出たのはいつ?その目的は?

龍馬がのちに「新婚旅行」といわれる旅に出たのは、1866年に京都伏見の寺田屋で襲撃され、手傷を負った後のことです。

この事件のことは、伏見奉行に囲まれていることをいち早く気づいたお龍が風呂から裸のまま2階へ駆けあがり、龍馬らに危機を伝えたというエピソードでも知られています。

そのおかげもあり九死に一生を得た龍馬でしたが、その時の戦闘で両手の親指と左手の人差し指を負傷してしまいました。

そこで、龍馬を匿い、治療させていた薩摩藩士・西郷隆盛の勧めもあり、お龍と共に薩摩(現在の鹿児島県)に療養の旅に出ることとなったのです。

新暦で4月。冬の寒さも落ち着き、少しずつ暖かさを感じることのできる季節です。鹿児島ならもしかしたら桜が咲いていたかもしれませんね。

二人が訪れた塩浸温泉

薩摩で二人が最も長く滞在したのは塩浸温泉周辺だったといわれています。

2010年にリニューアルオープンし、塩浸温泉龍馬公園と改名されました。

1806年頃に発見された際、鶴が傷を癒していたことから「鶴の湯」と呼ばれており、切り傷や胃腸に効能があるとされています。

龍馬の指の傷を癒すにはもってこいの温泉でしょう。

現在も2人が入浴したとされる湯船が石坂川の脇に残されています。

男湯は「龍馬の湯」女湯は「お龍の湯」といい、大人1名360円で入浴することができるそうです。近くに「龍馬とお龍の縁結びの足湯」という無料で入ることができる足湯もあります。

龍馬らも温泉につかりながら川のせせらぎに耳を傾けていたのでしょうか。

龍馬は手紙に「蔭見滝(犬飼の滝)や塩浸温泉はこの世の外かと思われ候ほどめずらしき所なり。谷川の流れにて魚を釣り、短筒で鳥を撃つ。誠におもしろかりし。」と書いています。

龍馬らが日本初じゃない!?

「日本初」として注目されることの多い龍馬とお龍のこの旅行ですが、実はそれ以前に新婚旅行に行ったとされる人物がいます。

それが龍馬とも親交のあった薩摩藩家老・小松帯刀です。

帯刀は維新の十傑の一人にも数えられる人物であり、一方で愛妻家の一面もあり、1856年5月26日から6月8日にかけて妻・千賀と共に霧島の栄之尾温泉に旅行しています。

渓流に湧く山林の露天風呂で、現在は霧島いわさきホテルにより整備され、夕と夜の二回浴衣等を着用して入ることができるそうです。

龍馬とお龍も帯刀の案内で訪れていて、龍馬らの新婚旅行は帯刀の勧めがあってのことだったのではないかともいわれています。

行ってよかった!

この翌年には明治の世を見ることなく龍馬が暗殺されてしまうことを思うと、この88日間の旅行は、追われる身であった龍馬にとって最も心穏やかで幸せなひと時だったことでしょう。

また、とある調査では新婚旅行に行ってよかった?という質問に対してほとんどの女性が行ってよかったと答えているそうです。

日本全国を駆け回り維新に奔走していた龍馬ですから、なかなか落ち着いて一緒にもいられなかったお龍にとっても「行ってよかった!」と思える時間になったのではないでしょうか。

まだまだ女性差別が残る時代に、妻と共に旅行をしようと考える愛妻家がいたことはとても嬉しいものですね。

日本人が新婚旅行として遠出するようになるのは、龍馬らの旅行の約100年後の高度経済成長期なんだそうです。

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