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大河ドラマの主人公:井伊直虎、井伊直政の子孫は今も健在!?

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2017年の大河ドラマの主人公は、井伊直虎(なおとら)ですね。ご存知の方も多いかと思いますが、直虎は女性です。

後継者を失い危機に陥った井伊家を、彼女が引き継いだのでした。

彼女が養子として迎えたのが、直政(なおまさ)です。こちらは戦国武将好きならお馴染み、「井伊の赤鬼」です。

さて、数奇な運命の元、井伊家を存続させた2人の血統は、どのように受け継がれていったのでしょうか。

これがまた、興味深いのです。

それでは見ていくことにしましょう!

井伊直虎と井伊直政の関係

まず、直虎と直政の関係について簡単にご説明しましょう。

直虎と直政の父:直親(なおちか)は元々は許婚でした。

しかし、直親は父にかけられた謀反の嫌疑により、領地から脱出せざるを得なくなります。その生死は不明のままだったため、直虎は出家してしまいました。

後に生きていた直親は復帰しますが、すでにその時に直虎は出家しており、直親も別に正室を迎えていたため、2人が結婚することはなかったのです。

ですが、直親は1563年28歳の若さで亡くなり、有力な家臣たちも戦死してしまう中、直虎はまず井伊家を自分で継承し、直親の息子:直政を養子に迎えたのです。

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子孫はなんと彦根市長!

最後の彦根藩主:井伊直憲(なおのり)の孫である井伊直愛(1910~1993)は、桜田門外の変で水戸浪士に討ち取られた事で有名な大老:井伊直弼の曾孫です。

この直愛という人物ですが、さすが勇将:井伊直政の子孫という感じで海軍軍人になりたかったと言われています。

しかし、体格的に軍人向きではないなどの理由から、学問の道に進み、東京帝大農学部水産学科を卒業、アミ類の研究者となり、約50種の新種を発見しています。

その後、彼は1953年に彦根市長選に出馬し当選しました。在任期間は1953年からなんと9期にも渡る任期を務め、井伊家が彦根藩主であったことから「殿様市長」と呼ばれていました。

1968年、明治時代から100周年を迎えた年に、直愛は水戸市長:木村伝兵衛(きむらでんべえ)と会談し、親善都市盟約を結びます。

直愛にとっては先祖であり、彦根藩主であった井伊直弼は水戸浪士に暗殺されていたことから、彦根市(彦根藩)と水戸市(水戸藩)の間にはしこりがありましたが、この盟約が結ばれたことで、わだかまりは解けたのです。歴史的な出来事でした。

現在の当主

現在の当主は第18代目に当たる井伊岳夫(たけお)氏になります。

井伊岳夫氏は、婿養子として井伊家に入り、血脈を生かし、彦根城博物館の館長を務めました。

婿養子としての苦労についての話もありますので、リンクにてご紹介致します。

もちろん 井伊直弼も井伊直政の子孫!

安政の大獄で有名な江戸幕府の大老であった井伊直弼も、もちろん直虎や直政の血脈を受け継いでいます。

井伊直弼は1815年、彦根藩主:井伊直中(なおなか)の14男として生まれました。

しかし、14男ということもあり、17歳から32歳までは部屋住みという生活でした。

そんな彼に1846年、転機が訪れます。

藩主であった兄:井伊直元(なおもと)が亡くなり、直弼はその養子という形で後を継ぐことになりました。藩主となった彼は藩政の改革に着手し、名君と呼ばれたのです。

1858年に幕府の大老に就任すると、日米修好通商条約を締結し、開国を推進しました。一方、反対派を粛清した安政の大獄により、「井伊の赤鬼」と呼ばれます。これは直政に対する意味とは違い、ひたすら憎しみを込めて呼ばれたそうです。

安政の大獄への反発は強く、1860年3月3日、直弼は水戸藩浪士と薩摩藩士の手によって暗殺されました。これが桜田門外の変です。

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まとめ

大河ドラマの主人公となる井伊直虎。そして、その養子となった井伊直政から実に様々な人物が井伊家から生まれていることがお分かり頂けたのではないでしょうか。

ちなみに井伊直愛の双子の弟である直弘は昆虫学者だったそうです。ユニークな人物を生み出す家柄だったのですね。

xiao

投稿者プロフィール

歴史と犬の話題があれば生きていける、そんな人間です。
平安時代と戦国時代が好きですが、調べ出したらどの時代でも面白いです。歴史って本当に面白いものですね。
「トリビア」な話題を、みなさんにわかりやすく面白く読んでいただけるように頑張ります。

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