松方正義の女好きには伊藤博文もビックリ！？
初の内閣総理大臣に就任した伊藤博文は仕事の後毎日のように芸者遊びにせいを出していたというほど女好きで知られています。
しかし、そんな伊藤博文も驚くほどの女好きで多くの妾と子どもをもった松方正義。彼の女好きエピソードはどんな感じだったのでしょうか。
伊藤博文と同じ女好きとして意気投合した！？
明治の元勲は多かれ少なかれ芸者遊びが好きで、女好きだったと言われています。
まさに『英雄色を好む』という感じですね。その中でも伊藤博文、西園寺公望、松方正義はとても女好きとして現在でも知られていますが、当時からこの三人は芸者遊びのことで話が合い、意気投合していたそうです。
子供は数えきれないくらい…
しかし、伊藤博文は妻が2人、子どもが5人だったのに対し、松方正義はなんと妻1人に対して子どもは15男11女も持っていました。
晩年にできた子は、孫として届け出たので、15男7女という説もあります。末の子が生まれたのは松方が69歳の時の子なので奥さんが恥ずかしがって長男の子として届け出るように頼んだそうです。
子どものうち数人は愛妾の子どもだったそうです。この時代は愛妾を持つのは男の甲斐性として許されており（しかし外聞は悪いことではありました）、松方の愛妾の子は正妻であった満佐子が養育したそうです。一人育てるのにも大変なのにこんなに多くの子どもを育てるなんてどんだけ器が大きいんでしょう、奥さん。しかも自分の子ではない子まで。
明治天皇の質問に返した言葉とは
松方正義は二度、内閣総理大臣を務めるとともに、大蔵大臣を長きに渡って務め、財政通として財政面で業績を残しました。松方は薩摩藩でなければ総理大臣になっていなかった、財政面以外では政治手腕に欠けるところがあったという評価をされていますが、明治天皇からは絶大な信頼を受けていました。
ある日、松方は明治天皇に「お前は子だくさんだと聞くが、子どもは何人いるのか」と問われました。財政面では右に出る者はいないというほど数字には強かった松方正義ですが、先述のようにあまりに子どもの数が多くて覚えてなかったのでしょう、天皇の質問に対して「後日調査の上、ご報告申し上げます」と答えたそうです。これほどまでに多かったらいくら我が子とはいえ忘れてしまうものなのですね。だったらなおさら子どもの名前までは覚えてなかったのではないでしょうか。
ちなみに伊藤博文は明治天皇に女遊びを教えた人物という噂もありますが、あまりの女遊び・芸者通いに天皇は「少し謹んではどうか」とおっしゃったそうです。いくら優秀で腹心の部下であったとしても、この二人の女好きには明治帝もあきれ返っていたのではないでしょうか。
あまりに女好きだったという明治の元勲、伊藤博文についてはこちらをご覧ください。
