板垣退助のトレードマーク!? あのひげの歴史

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立派なひげが印象的な自由民権運動の指導者・板垣退助。

彼のひげはいつから伸ばし始めたものなのでしょうか。

ひげが生えていない板垣退助

板垣退助の名言「板垣死すとも自由は死せず」。実際には板垣はそんなことを言ってはいないそうですが、この由来となった板垣襲撃事件のとき、板垣にひげはなかったというのです。

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確かに向かって右側に立ち、犯人を指差す板垣の口にもあごにもひげは描かれていません。これは1882年(明治15)のことですから、板垣がひげを伸ばし始めたのはそれ以降と考えられます。

1837年生まれですから、45歳以降ということになるでしょうか。

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写真で見る板垣のひげの歴史

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この写真は幕末期に土佐藩の主力部隊・迅衝隊の総督を板垣が務めたころのものです。1868年ごろ、板垣31歳ごろです。

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1880年、板垣が自由党を結成する前年の写真です。口もあごもつるつるです。

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1886年ごろ、板垣50歳くらいです。やはり襲撃事件以後伸ばし始めたようですね。

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1896年ごろ、板垣60歳くらいです。第二次伊藤内閣で内大臣として入閣したころです。もう私たちのよく知る立派なひげがあります。

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1906年ごろ、板垣70歳くらいです。60歳くらいに比べて量が増えたような気もしますが、長さは変わっていないようです。この長さが気に入って切りそろえていたのでしょうか。

板垣のひげの効果

板垣のひげは二つの点において効果を発揮しています。

一つ目は大物に見えること。ついついくすっと笑ってしまいそうになりますが、実際、伊藤博文や大久保利通、黒田清隆や山縣有朋など歴代の総理大臣を見るだけでもそのほとんどが立派なひげをたくわえています。

征韓論争の様子を描いた錦絵でもほとんどの人が立派なひげをたくわえた姿で描かれています。

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他にもひげで有名な大物といえば第16代アメリカ大統領・リンカーンです。彼も立派なひげがトレードマークです。

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二つ目の効果は、偽札防止です。板垣は50銭紙幣と百円紙幣に描かれています。

よく思い起こすとわかりますが、紙幣に描かれている人物のほとんどが立派なひげをたくわえているのです。

古くは聖徳太子や藤原鎌足、最近で言えば夏目漱石や新渡戸稲造、野口英世もひげがあります。

これはひげの描写により偽札作りを困難にする目的があるとも言われています。

板垣のふさふさのひげが紙幣の肖像として採用される理由となったなんて、おもしろいですね。

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ともかく板垣はひげがトレードマーク

板垣のひげが40代後半から生え始めたことは写真でもあきらかですが、彼を顕彰した像のほとんどはひげを生やした姿でつくられています。

板垣襲撃事件の場所にも彼の像がたてられていますが、そのときひげが生えていなかったにも関わらず、立派なひげを生やした姿でつくられているのです。

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1875年大阪会議の地に掲げられているレリーフにも板垣はひげをはやしていますが、もちろんこのときにもひげは生えていません。

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こうして検証してみると、ちゃんと当時の姿で作れ!と思ってしまいますが、でもひげがなかったら正直誰かわからないかもしれませんね。

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