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火縄銃の仕組みとその撃ち方 当時の足軽でも簡単に撃てた!?

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ポルトガルからやってきた鉄砲は、戦国時代の戦の仕組みを画期的に変えるものでした。

火縄銃との違いですが、これは分類に関する話で、火縄銃の中で小型のものを鉄砲、大型のものを大筒と言います。

これをどうやって扱うのか、ご存知ですか?

戦国時代の兵たちがどうやって戦っていたか知るのに一役買いたいと思います。

火縄銃の仕組み

まず、現在の銃と火縄銃には大きな違いがあります。それは、火縄銃は弾丸と火薬を銃口から押し込む「前挿式」であるのに対し、現代の銃器は弾丸を銃身の後ろから挿入する「後挿式」です。

また、現代のものが連射できるのに対し、火縄銃は一発撃つごとに弾丸と火薬を装填し直さなければなりません。

火縄銃は、銃のそこに込めた火薬に点火し、弾丸を遠くに飛ばすという仕組みです。

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撃ち方の手順

火縄銃には撃つまでに幾つもの手順を踏まなくてはいけません。

  1. 銃口から火薬と弾丸を棒で押し込み、火皿という部分(銃身の、火薬と弾丸を押し込んだ場所のそば)に点火用の火薬を入れます。
  2. 火縄に火をつけ、銃身上部の火挟みに挟みます。
  3. 引き金を引くと、火縄の火が火皿に落ち、銃口の内部とつながる火穴を通り、銃身の中の火薬に点火し、弾丸が発射されます。

撃つのは難しかった?

手順を見ると、扱うのが難しそうな感じがしますよね。

基本的に、この手順は一人で行いました。ただ、発射までに時間がかかってしまうので、戦の際は、数人で準備と待機を一緒に行いました。熟練した兵であれば、1分間に4発は撃つことができたといいます。後に、火薬と弾丸をセットにした早合(はやごう)というものが考え出され、装填は多少簡単になりました。

一方、織田信長を苦しめた雑賀衆(さいかしゅう)や根来衆(ねごろしゅう)は、違った方法を用いました。1人に対し、数丁の銃と数人の助手がつき、射撃手が撃っている間に助手が火薬と弾丸を装填します。こうすることで、より速い連射が実現しました。

戦国時代中期以降は、修得するのは弓よりは比較的簡単だったこともあり、火縄銃は足軽の主な武器となりました。備(そなえ)という一部隊に対し、20人~50人の鉄砲隊が1~2組いました。ただ、てんでんばらばらに撃っても威力が半減してしまうので、号令をかける指揮官が必要でした。

火縄銃は弾丸の重さと銃の長さで分類があり、使用できるものがほぼ決まっていました。一番小さいものから小筒、中筒、士筒(さむらいづつ)などがあり、小筒や中筒は足軽でも使用できましたが、士筒は威力がある反面重かったため、訓練した侍しか使用できませんでした。

まとめ

普通の兵でも扱えるなら、戦国大名は取り入れたいと思ったことでしょうね。

初期投資は必要ですが、それで戦に勝てるようになるのならば、当時の時代背景からすると、安い買い物だったのかもしれませんね。

xiao

投稿者プロフィール

歴史と犬の話題があれば生きていける、そんな人間です。
平安時代と戦国時代が好きですが、調べ出したらどの時代でも面白いです。歴史って本当に面白いものですね。
「トリビア」な話題を、みなさんにわかりやすく面白く読んでいただけるように頑張ります。

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